scim-bridge.el version 0.8.0 リリース
ダウンロードはこちらでどうぞ↓
scim-bridge.el - irie @ ウィキ - アットウィキ
または
scim-bridge.el in Launchpad
LaunchpadのPPAにdebパッケージが置いてあります。
https://launchpad.net/~irie/+archive/elisp
version 0.7.5からの変更点
- debパッケージのビルドのためのファイルを同梱
- 複数ディスプレイ環境のサポートを追加
- `read-from-minibuffer'の引数IHERIT-INPUT-METHODを有効化
- 入力フォーカスの他フレームへのリダイレクトに対応
- 文字入力に対するアンドゥの長さを20文字毎ではなく20カラム毎に変更
- describe-keyの結果に元のキーバインドが反映されるように変更
- auto-complete-modeの曖昧補完のカーソル色を上書きしないように修正
- エラー発生時にscim-modeが安全に終了するように修正
- yasnippetのバージョン0.6のフィールド内での入力が正常にできるように修正
- `query-replace'が開始直後に終了してしまう不具合を修正
- GUIセットアップユーティリティーの使用後、キーマップが無効化されてしまう不具合を修正
- ポイント位置の座標計算部分を再実装
最大の変更は複数ディスプレイの対応とINHERIT-INPUT-METHODの有効化で、IMコンテクストを管理する部分のコードをだいぶ書き直しました。IMコンテクストの情報は全てscim-buffer-group-alistというグローバル変数に入っていて、その変化を観察すると面白いかもしれません。この変更により、ローカルとリモートの両方にXのフレームを表示させるような使い方が可能なはずです。下から2番目のGUIセットアップユーティリティー関連のバグは、前バージョン(0.7.5)で新に作ってしまった物です。これは結構大きい不具合なので、さっさと0.8.0に移行した方がいいでしょう。